吉野作造記念館でのメモ

14/03/17

昨日、鳴子温泉駅から、車で一時間くらいでいける、「吉野作造記念館」たるところに行ってきたので、そこでのメモをメモ。

なんでも、大正デモクラシー時代に活躍した吉野作造はんの生れ故郷が、現在の宮城県大崎市であるようだ。


箇条書き的、備忘録エントリ。



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20分吉野紹介ビデオ

・商人の子

・主席づくめ
小学校 古川尋常小学校
卒業時、街を挙げて見送り (。。時代を感じる)
中学校 尋常中学校(現 仙台一高)
高校  第二高等学校(現 東北大学)

・キリスト教への傾倒
ミス・ブゼル
21歳で結婚

・東京帝国大学へ
学問を模索
小野塚喜平次の政治学教授に影響を受ける
「君主も国家の一部」(cf. 法定主義)
「新人」(雑誌?)
本郷教会(海老名禅正が牧師)にて、編集に携わる
キリスト教 × 政治学 への試み?

・海外生活
中国、欧米など 計8年
「労働者の力、すげぇ!」を実感

・1916「憲政の本義を説いて其有終の美を済すの途を論ず」(『中央公論』)
「民本主義」の提唱 大反響 政治学者として有名に
『中央公論』は吉野の主舞台

・台頭 & 批判
「中・韓に対して民族的敬意を。遠くからみる以上のことをしちゃいかん」
関東大震災時の朝鮮人虐殺を批判
五四運動(中国)では、共感的態度(⇔多くの人「批判的」)
三・一独立運動(朝鮮)では、共感的。軍隊派遣をする軍部を批判
右からも、左からも批判の嵐

・浪人会(右翼団体)との立会演説会(絶頂期)
「暴力を伴った圧迫」サゲ↓
大反響! 演説の帰り道が大変だった

・晩年
明治文化の研究
弱き人の相談者(。。キリスト教の素晴らしき精神)
1933 亡 (享年55歳)



アゲ↑てた団体・人

・文化生活研究会 (???)

・賛育会 (病院として現在も残る)

・新人会 (学生系団体。共産党に飲み込まれるカタチ(?)で、1929に解散)

・大学普及会 (?。黎明会の前身?)

・黎明会 (マルクス主義の台頭もあり、2年で解散・・・)

・美濃部達吉(cf. 天皇機関説) (⇔上杉慎吉)

・明治文化研究会(関東大震災で、東大の研究室の蔵書が焼失したのを受けて。)




へぇと思ったこと

・袁世凱の息子の家庭教師

・絶頂期ゆえの朝日新聞退社(※掲示文書まとめ)
貴族院、枢密院、そして軍部批判までした
→危険視され、入ったばかりの朝日新聞を退社に
(。。当時としては、軍部批判まで切り込むのは相当勇気がいる行動だったことを踏まえれば、ものすごい偉大な行動やったのかなぁ)




掲示文章の引用など


 吉野は、「民本主義」は国民を政治における主権者とする「民主主義」とはことなり、近代のどのような国家にも存在しうる共通の精神であるとした。それは政治の目的を一般大衆の利益とすること、また政治をおこなう際、民衆の意見を尊重することを柱としていた。
(※掲示文書写し)


興味深い。「デモクラシーの危険」をふまえた上で、「民主主義」という言葉を使わないことを選んだのかな?





デモクラシーは各人の良心を信ずる、否、各人の良心の限りなき発達を信ずるものである。各人の良心を尊重してその自由なる活動を保障し、而して之に対する諸般の障礙を除去してやる限り、そこから生れ来るものに悪いもののあろうはずはない。
(「社会的施設と言論自由との必要」『主張と閑談五 問題と解決』)


性善説的発想をもってはったのかな。
このあたり、キリスト教の「愛」と政治を融合させようとした、氏の思想の片鱗が含まれてると感じた。




官史という身分にいると、どういうものか、人間らしい当然の考え方が出来ぬもきと見へる。
(「官僚のあたまと民衆のあたま」『主張と閑談三 欺く信じ欺く語る』)


官僚側ではなく、あくまでも大衆側に立とうとした。
氏の能力からいえば、体制側に与した方が、大安泰だったろうに。
意志の力を重視した生き方だったのと思う。





「人」を信じ、その発達の当然を信ずるが故に、自由を貴しとする。
自由を貴しとするが故に、改造を熱求する。
(「現代社会思想の根本的分岐点」『主張と閑談三 欺く信じ欺く語る』)


民本主義を広める運動の動機に関する簡潔な説明と見受ける。
「自由に成長すれば、人はより良くなる」。これを自分の哲学に入れるべきか、そうでないか、140317現在、結構悩んでいるところではある。

本心では、性善説を信じたい。
だが、それに傾倒しすぎることで、いろんなものを見落とす可能性があるかもしれない。
この点は、じっくり、自分の軸を見つけていけばよろしいかな。


フラッ、と博物館もいいもんだ


昨日は、鳴子温泉の名物であるところの「こけし館」に行って、「こけしの色塗り体験」でもしようと思っていた。

でも、駅前のレンタカー屋の店内で、ふと「吉野作造記念館」のパンフレットを見つけ、「行ってみよかな」と思ったのが、行動のキッカケ。

その結果、思っていた以上の気付きがあり、とっても良かったと徒然。

「フラッと立ち寄る戦法」がうまくいったことよ。



140317


民本の 普及に努めた 吉野はん


偉大な人の思想にふれるのはええ刺激になりますなぁ。
Better & Better.



日本国憲法の問題点
日本国憲法の問題点

 官僚の暴走を抑え、自らの思いのままに官僚を操れる政治家は、田中角栄を最後に日本の政界から滅び去ってしまった。官僚は日本の憲法を殺し、デモクラシーを麻痺させ、ついには日本経済そのものを窒息させようとしている。
 この狂瀾を既倒に廻らす(物事を本来の姿に戻す)は誰ぞ。
 日本官僚制と学歴重視の再送原理をいかにして覆すか。この一点に日本の復活はかかっていると言っても過言ではないのである。
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